おがたかお の 塊

生きる最速の文章たち

伝えたい人の永遠の原っぱ

草をかき分け走っていた

 

行く宛もない

 

何か残さなくちゃ

 

焦る心が暴れる

 

手が切れて血が流れる

 

紙もペンもないよ

 

叫べば、誰かの耳に届くだろうか

 

どこまでも続く原っぱをかけて

 

空腹も忘れて人を探していた

 

怖いんだ

 

僕がまるでいなかったみたいな世界

 

消えていくのか

 

 

そのことの、何がそんなに嫌なのか

 

馬鹿馬鹿しいけど

 

わからないんだ

 

涙が溢れて

 

誰かに伝えたいんだ

 

何を?

 

僕が生きていたこと

 

虚しくて寂しかったこと

 

満たされたかったこと

 

叶わなかったこと

 

死ぬのだろうか?

 

馬鹿馬鹿しい

 

なぜ焦燥するの

 

黙って消えていきたい

 

恥ずかしい

 

でも伝えたい

 

やめられない

 

わかるのか

 

君には、わかるのか

 

例え、出会えたとしても

 

受け止められなかったら

 

なかったも同じだ

 

奇跡だ

 

僕は、奇跡を望んで走っている

 

どこまでも続く原っぱで

 

人を探していた