おがたかお の 塊

生きる最速の文章たち

注目すべき8人目の刺客

これまで立ち向かった人たちはどこへ行ったのか。巨悪がはびこる、冬の気配がし始めた北のスラム街でこれを記している。

 

ぼくはどうやら、8人目になるらしい。

死にたくはないけど。

少しだけ生贄みたいなものかな?

魂の色をみそめられた。

ひとり、またひとりと才能ある重要な人材が消えていく理由。

かの5.5事件首謀者であるオッオの口の中には。政府が毛髪の本数を全て把握してしまうほどに欲しいお宝が隠されている。

話によると、オッオも自分の中の宝を探して必死だときく。

争奪戦?海賊漫画のワンピースの世界に大航海時代が来たみたいに、オッオのところにも世界中から人がやってきて列をなしていた。

オッオの中の空間は有限、入場規制がかけられ。それでも身体への負担があったため、オッオ内探索エキスパートの国家資格試験が設けられ、それに受かり、しかも予約待ちしないと入れないことになった。

そう。ぼくは、エキスパートの8人目。

 

ここ北のスラム街の端では、朝からチャキチャキおじさんとタバコおじさんが世界中の経営者の心配をしていた。あんなんで暮らせてんのか。とか。あんなものなににつかうのか。ばかだからだまされてる。やすいたかい。きれいきたない。あーだろこーだろ。

個人の自由と不自由を両方感じながら。ぼくはこれからオッオに挑むべくカジュアルシューズの黄色い靴紐を丁寧に結んだ。