おがたかお の 塊

生きる最速の文章たち

リラックス

顔を描いていたのを休んで雑誌を見ていた。大変に遊び心のある内容に癒やされた。私もこの人たちと仕事がしたいなあと思う。東京。行くのかどうか。半分はあきらめてる。ポートフォリオがない。ここ3日くらい頑張ってみて、無理なら平和にこの北の大地でほそぼそと暮らすよ。作品だって、送ればいいのだ。わざわざ会いにいく段階でもない。これが秋になったって、誰も困らない。ウダウダ言ってないで売り込める絵を描けよ。東京。今月はきっと無理だ。だからって一生無理とは言わないでしょう。タイミングが来たら、自ずと出会える。何してんだ。どうなりたいのか。ただ暮らしていければいい。やりたいことができて。有名無名関係なくリラックスしたいよ。

 

「僕の現状は社会の中ではきっと底の方で。でも心は自由で。時間もあって。楽しく暮らしているから。なんのことはない。もう這い上がる壁もない。穴も塞がれて、ぽかぽかの陽気だ。ついに夏がやってくる。自然とテンションが上がる。待ってた。この時を待ってたんだよ」

 

個性にあぐらをかいたダサくて荒い絵にウンザリしていて。自分が嫌いになりそうだ。いや、すでに少し逃げたい。向き合えないほど醜い。辛い。つまらない人だなあ。遊べない大人はガチガチの魂を溶かすのでまわりが見えないのだ。かわいそうに。ひとりぼっちだよ。誰もいない。安心したまえ。リラックスして。寝転がるがいいよ。

 

「日が落ちてヒンヤリしてきた。僕の運営するギャラリーは外よりもずいぶん寒い。ストーブつける前にパーカーでも着て来いよな。動かない。僕はスマホでコチコチと文字を打っていて。体感なんてどうでもよくて。勢いがある。このまま、どこかへ。他人の目がない場所へ。だけど寂しがりやの人形を思いやることを忘れないで」

 

ツルツルのブランケットが押入れから出てきた。温かいね。良かった。リラックス。オヤスミ。

 

「僕は誰で、つながっている君も何者なのだろうね?今夜のご飯は?予定なし。昨日はスーパーのパック寿司が半額だったんだ。ベビーホタテ軍艦、美味しかった。今日はこれから買い物だな。大丈夫、どうなっても離れない。僕は、永遠に君の味方だ」

 

お腹がすいたね。

変わったことが何もない。

平和だ。

明日もきっと。

突然の終わりまでは。