おがたかお の 塊

生きる最速の文章たち

革命前夜

青が降ってくる

静かな空だ

私が新しくなる

カーブの向こう側には裏返った次元

走り抜けて

わからなくなってしまえ

足音だけが響いて

他は何もない

静かな空だ

こんな日はきっと革命前夜

明日には違ってしまうから

覚悟を持って挑む

 

思った以上に日常はしつこくて

別世界へ向かう足を引っ張る

毎日がおかしくなったら

それはそれでまた日常になっちゃうのかな

正常に作動する機械仕掛けの中で

ガチャガチャと解体に励む子どもが

懐かしさを持って現われる

爆発しそうな破壊衝動が身を震えさせて

自分を歪めていた

素敵な人々に囲まれて育った弊害

最悪なのは、私ひとりで

いつもいつも閉じこもっては泣かせていた

受身だらけじゃ、後退するばかりだ

人を殺すかも知れない

仇になる、申し訳ない

このままではいけない

 

革命前夜

 

ついに、ひとりぼっちで決めた

ざわつく胸に手をあてて

世界を変える、と何度も呟いた

まだ死にたくないから

私、生まれ変わる

 

必要に迫られて行われた革命

くねった山道を越えて

もう帰らなかった

 

君のずっと先を旅している

大丈夫

どんなことになってもやっていける

 

青ばかりの世界に

ひとつまたひとつと赤が射し込む

嘘は付けないね、でも

嘘ばかりのような気もする

 

全てを内包して私

言葉をつなげ始めた

 

 

 

 

 

革命前夜

 

あの時書いた文章が心の支えになっている

触れるたび、誰に評価されなくとも

湧いた気持ちは本当だったと確認できるから

立ち戻って、再び歩き出せる

 

才能なんて関係ないよ

ひたすら自分と向き合うだけ

 

もっと深く

 

もっと深くに

 

水が流れている場所まで届け