おがたかお の 塊

生きる最速の文章たち

助けてくれよ

ヌイグルミの在庫に埋もれていた。

ぼくは、このまま死ぬのか。

赤い身体の彼らに翻弄され。

 

唐突に出会った、隣の家の婆さんの面倒を見ていたオバサン。

すれ違いざま。

「あんた、お金が欲しいかね?」

いわゆるネットワークビジネスの勧誘だった。

ぼくは軽い気持ちで話を聞いていたけど。

扱う商品がすごく魅力的だった。

 

「この子らは最高の可愛さでいくら家に置いても邪魔にならないし、癒やされる。連れて歩けば注目の的さ。きっと欲しい人もワンサカいる。このかわい子ちゃん達を適切な場所へ届けるお手伝いをするだけでお金が手に入る。どうだい?一緒にやらないかい?私から今買ってくれたらオマケでキーホルダータイプの小さな子も付けるよ」

 

本当に可愛いかった。

美少女フィギュアしか興味がなかったぼくが見ても、かなりのクオリティだと見てとれた。こんな手のこんだものが量産されていることに驚く。眼も鼻も濡れて光り、クチは今にもしゃべり出しそうで小さな歯ものぞいている。最高だ。一緒に暮らしてみたい。

レトロな感じの赤い革の身体も、ぼくのフィーリングに合った。

 

「おばさん、この子、いくら?」

 

「3万ポッキリ、どや?」

 

「買います」

 

実はぼくには貯金があったし。

お金が欲しいわけではなかったけれど。

ひと目見て、ハマってしまった。

 

 

 

 

 

何を書いているのかよくわからなくなってきた。