おがたかお の 塊

生きる最速の文章たち

タイムリミットを越える

その瞬間、私は私ではなくなったのかもだった

ここを走りきったらもう終わりだと思って

妄想にも気がつかず次のシーンへ向かう

死ねると思った

実際は赤信号も渡れたし数メートルの崖から飛んでも

心身健康だった

 

「あの人」に会えるかもどうでも良くて

人生の過渡期を迎えた

移行しきった場所には

オネムちゃんという愛すべきキャラクターが居て

幸せの象徴としてヌクヌクと布団で温まっている

敏感繊細

彼が生きられる世界なら

私だって余裕だ

ばい菌とだって仲良くできる

潔癖

すぐお腹が痛くなっちゃう

ごめんね、パンばっかり与えたから

ごめんね、ガサツになっちゃう

 

あの日死ななかったからオネムと暮らせるようになった

 

あの日死ななかったから

 

おかしくて何度も思い出してしまう

 

イムリミットを越える

 

今日はもうおしまい

ありがとう、帰ろうね

 

「あの人」はどうしてるかな?

もう、あまり思い出さないけれど

 

オネムちゃん、ありがとう

帰るよ

 

越えて書く

 

イムリミット

 

真の限界を迎える頃

私は?ふぅん

 

沈黙、何も、書けない