おがたかお の 塊

物語をはじめよう

おネムネムとネムの木

2人が暮らす、赤い小さな小さなおうちにて

おネムネムはいつもおネムネム
ネムの木は健やかであれ、と願うよ
おネムネムはまだまだ、小さな子どもなの
ネムの木は待っているよ
おネムネムがいつの日か、ツノやツバサをたずさえてネムの木を空へ連れ出してくれる日のこと

強く、強くあれよ
おネムネムとネムの木は仲良く鍛えているところ
マッチョなお兄様たちに続く。

おネムネムのおネムネムは慢性的
常におネムネムなのでネムの木も慣れたよ
いつしかネムの木もつられておネムネムだよ

ぐっすり、すやすやおネムネム
ネムの木は最高の夢を見る
どんなんか忘れちまったよ、残念賞

これからも元気におネムネム

おや?
雲行きがあやしいぞ
明日は2人にとって初めての嵐になりそうだ。

風が吹いて、ペラペラなおネムネムは飛ばされちゃうかも。。洗濯バサミでとめて!

プップクプー!ネムの木はラッパで気を紛らわせる
ガタガタ鳴り出した窓枠、外ではバケツなどが転がる音がしてきた!ブオー!

2人で毛布にくるまっていると

たすけてー!ドンドンドドン

呼びかける声がするよ

おネムネムは思い切ってドアを開けたんだ!


バタン!

刹那、
全てが真っ白な空間になった
なんにもなくなった
いや、最初からなんにもなかったんだ
おネムネムとネムの木の世界は
閉じられていることにより成立していた
儚い存在だったんだ


ぼくは
おネムネムもネムの木も
好きだったさ

ならばなぜ?

神様は残酷で身勝手なもんで
君たちを生み出しておいて
全てを放ったらかすんだよ

ぼくは神様、面倒みの悪い神様

好きだったさ

今でも、愛しているんだよ


おネムネムは納得がいかないので
ネムの木と一緒にマッチョになりました

ボディビルのチャンピオンになって
力持ちになって
神様を見返しました

わあ、見直したよおネムネム
ネムの木もヤバい大きいきれてるね

ぼくが間違っていた

許してくれるかい?




真っ白い空間の中に、一輪の薔薇が生まれた

おネムネムとネムの木はその可憐な子をとりあってケンカして殴りあってボコボコでむちゃくちゃで悲しくてだけど仲直りした



気がついたら、それなりの都会で2LDKに住み、夜更かしして文章などしたためていた。

文学ってなんだろう?
私にとって、このような詩は人生の記録であり、読んでくれる人たちへのプレゼントなのだ。



明日も仕事、おネムネム