おがたかお の 塊

生きる最速の文章たち

きらめき、死んだ星

このご時勢だ、宇宙船が狙われるのも当たり前さ

お宝を強奪、つまり訓練された宇宙飛行士が全員奴隷にされる

宇宙食も地球産のは美味いんだろう

あの真っ暗な星の食べ物に比べたらうんといいきっと

光の射さない、火の星でもあるあの星

ぼくは気に入っている、マーベラス

悪の根源みたいなイメージでかっこいいと思う

決まった名前はない、様々な呼び名があるだけの。

秘かに、郷里と名づけ、いつか帰るつもりの

まだ行ったことのない場所

幻想を抱いているんだ

善はぼくにとって辛い

知ってしまっては行動するよりないからだ

じっとしていたかった

何のためにも生きたくはなかった

手を広げるイメージが耐えられない

ぼくは何も、受け止められる自信がない

空から女の子が降っても、逃げるに違いないし

海から手紙が流れ着いても、読みもしない

何の物語も始めたくはなかった

いつものように、新聞をめくり

荒ぶる郷里の様子をチェックしては

こんな風に痛む心など捨ててしまいたいと憧れを抱く

実際には、彼らがサイコパスになりきれているのか

ぼくにはわからないのだけれど。

奴隷を使うことに、何の罪悪感もないとすれば

羨ましい限りだ。

ぼくは奴隷のように部下を扱いたいんだろうか??

自分のことなのにわからない

ただ、楽になりたいのかもしれない。

人を使うことに、疲れていた

 

 

 

エレベーターを修理していた

とても古いものだ、ぼくにはよくわからないけれど

歴史的価値のある守られるべき建造物

ぼくの仕事は失敗があったとき責任をとって謝ることくらいで

他はみんながやってくれる

ぶらぶらと現場を歩いて散策する

ハイトーンの自然にやられそうになる

鳩にとうもろこしのツブを投げてやる

石畳がでこぼこ

紫に光る蝶々が指先にとまり、去る

誰もいない、遠くでガンガンとエレベーターを直しているであろう音がする

こんな風に、日々が過ぎている

水溜りを、眺めている

ぼくが呼ばれることはほとんどない

とうもろこし、ショウユが塗られている香ばしい香り

ずっとこのまま?嫌だ

持っていた食べ物を壁に叩きつけて、苛立ちを表すも

トマトは期待に沿わずつぶれなくて

コロコロとけっこうな距離転がっていった

 

 

 

おしまいまで、あと少し

あと少しでぶち切れそうなんだ